2015年11月23日月曜日

知るということ

 先日チャーリー・シーンがHIVに感染していることを公表しました。以前に比べると世間は衝撃を受けないようになった印象があります。彼の私生活の問題もあるにしても、昔ほどHIVに対する恐怖がなくなったというのもあるでしょう。
 このHIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染からエイズ(後天性免疫不全症候群)に至る過程を最近は高校生の生物基礎という科目において学んでいます。理科の基礎科目なので理系・文系ともに一度は学ぶ可能性が高く、ほとんどの高校生が知っているはずです(まじめに勉強すればですが)。今いい年をしている大人のほうが知らない人が多いのではないでしょうか。
 原因がわからない昔はエイズは死に直結する恐ろしい病気でした。現在でもHIVウイルスを体内から根絶することはできませんからHIV感染は恐ろしいことですが、薬を飲むことでエイズを発症するのを防ぐことができます。また、なぜそうなのかを理解できるのです。なんとありがたいことでしょうか。

徳野

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