2016年4月23日土曜日

ホタルイカと1年間

 先日、山城先生と一緒に富山までホタルイカを捕りに行ってきました。ホタルイカといえば北陸の春の風物詩、春を表す季語にもしっかり入っているんですよ。
 当日は虫取りアミを片手に現地の方々と一緒になって海に入ってホタルイカを掬いました。青白い光がとても幻想的でした。卵を産んだ後、力尽きてそのまま砂浜に打ち上げられると、その刺激で青白く発光します。その様子を「ホタルイカの身投げ」なんて、ちょっと不気味な表現で言ったりします。後日聞いた話なのですが、なんでもホタルイカの寿命は1年間しかないそうです。幻想的な景色の背景には命をつなぐための壮大なドラマが繰り広げられていると思うと、なんだか感慨深いものがあります。
 
 ホタルイカの寿命の話を聞いて、自分は1年間をどんな風に過ごしているかなとふと考えてみました。改めて考えてみると、ただなんとなく過ごしてしまっている時間がいかに多いかということにハッとしてしまいました。
 
 このスタッフブログを読んでくださっているあなたはいかがでしょう?

「1年もあるんだし・・・」とか、「まだ大丈夫大丈夫。明日からやーろおっと♪」

なんて、考えてしまいがちじゃありませんか?...自分はまさしくこのタイプです。
 時間はあなたが思っているほどのんびりとは流れてくれません。もちろん一時停止してくれることも、巻き戻ってくれることもありません。時間を自由自在にコントロールすることなんて、タイムマシンでもない限りできないんです。
 
 時間はコントロールできません。
 でも、その時間の中で過ごしている「あなた自身」はコントロールできます。

この機会に、時間の有限性と時間の使い方について考えてみるのはいかがですか?

国語担当/原

2016年4月21日木曜日

新学年スタート

新しい学年が始まって10日余り。学校の方でも新しいクラスになり、各教科担当の先生方による新クラスでの授業も一巡した頃ですね。
志向館でも新年度予備校の初講を終え、おかげさまで今年度も活気に溢れるスタートを切ることができました。スタッフ一同、受験生の皆さんの目標である「合格」に向けて、今年度も一丸となってサポートします。

日本において4月といえば年度初めの月であり、新しい環境に身を移すことが最も多くなる時期。環境の変化は、不安も大きいですが新たな発見によりさらなる成長を遂げる絶好の機会です。中でも新年度の始まりはただ単に心機一転という意味でも、気持ちを新たにする最も良いタイミングであるため、高校生・中学生の皆さんにとっても、新しい学年の始まりは何かを変える良いきっかけになるでしょう。新年度の目標を決めるということも一つの方法だと思います。
それが「授業前の予習・授業後の復習を欠かさない」など学習習慣に関するものであれば理想的ですが、「遅刻ゼロにする」「毎日必ず朝ごはんを食べて家を出る」といった些細なことでもかまいません。1年間続けることができれば、それは自分にとって何かしらプラスの結果を産み出すための足がかりとなることでしょう。
充実した1年を過ごすために、スタートのこの時期を大切にしてほしいと思います。

理系部会/山下

2016年4月6日水曜日

サクラと植物ホルモン ヒトとホルモン

今年も桜が咲きました。春に花咲く桜が多いので、やはり桜=春という印象は強いですね。

ところで植物が落葉したり花を咲かせたりするのは植物ホルモンという化学物質が関係しています。日長や温度の変化を感知し、ある化学物質を放出しているのです。

人間にもホルモンとそれに連動する神経伝達物質が存在します。刺激の伝達の方法として、神経によるものもありますから、より複雑な伝達をしているのです。

より暖かく日照が多くなる春にはセロトニンという神経伝達物質が放出されやすく、それに付随してドーパミン(神経伝達物質)や各種のホルモンも分泌され、やる気が出てくる傾向があります。春は年度がわりがあったり、梅や桜が咲いたりなどの外部の刺激もありますが、実は生物学的にも活動的になる季節なんです。

そのせっかく沸き立った活力を遊びに使う場合や最悪の場合悪ふざけや犯罪の方向にもっていく人もいますが、志向館の館生はその活力を勉強の方向へ少しなりとも向けているのではないかと勝手に期待しています。

徳野