2015年6月24日水曜日

20%の積み重ね

みなさま、はじめまして。今年の四月より、志向館の講師となりました、三木陽平と申します。

志向館では英語・世界史の専任講師を受け持つことになりました。精いっぱい頑張っていきますので、よろしくお願いいたします。

さて、中高生の皆さんは日々勉強…毎日、様々な教科で「記憶」という行為をしているのではないでしょうか。

この「記憶」に関する有名な理論である、「エビングハウスの忘却曲線」をご存知でしょうか?

これは、とあるドイツの心理学者が行った実験から得られた理論です。

この実験によると、人間は「記憶」したことについて、1日後に74%、1週間後に77%、1ケ月後には、実に79%を忘れてしまうと述べられています。

皆さんが英単語や歴史用語を「記憶」することに悪戦苦闘しているのは、やはり人間が覚えたことを忘れてしまう生物だからなんですね。

一方で、「記憶」した内容の20%は一か月を経過しても覚えているのです。

つまり、「記憶」とは20%の積み重ねなんですね。

日々大変だとは思いますが、忘れることを恐れず、20%の積み重ねを続けてください。

この努力を続けるか否か…最後に笑うのはもうどちらかお分かりですね。

今日のこの話が、皆さんの「記憶」20%に含まれていることを期待しております。

英語・世界史担当 三木陽平

2015年6月10日水曜日

和歌への想い

こんにちは。志向館 国語担当のです。

南のほうから順々に 入梅 し始めました。
じめじめとして、それでいて気温が上がっていくため、
不快に感じる方も多いと思います(私もその一人です)。

しかし、季節の訪れを体感できることは非常にありがたいことであると思います。

去年の今頃はこうだったなぁ・・・、もうこんな季節なんだなぁ・・・、と
季節一つ一つに感慨深いものを感じることができます。

ただ通り過ぎていくだけの季節、目に見えない季節を
雲や雨、花々で感じることができる、素晴らしいと思いませんか。

古の人々が情趣にまつわる想いを 『和歌』 に詠んだのも分かる気がします。

まさしく目に見えない通り過ぎる情景や景色を後世に残しています。

さて、和歌といえば、彩りを加速させる、様々な修辞法が存在します。
その中でも私が好いているのが、【枕詞】です。

その多くが自分自身の意味を消し去り、ある特定の言葉を導くためにのみ存在しています。
たとえば、「あらたまの」という枕詞からは、「春・年・月・日」が導かれます。
※かかる理由は未詳

日本人は出すぎたまねをしない、それを体現しているように思います。

来週の予備校の確認テストは、枕詞から出題します。
あまり面白くない内容ですが、その奥ゆかしさが少しでも
伝わってくれて、古文問題(特に歌物語)を解くことにつながってくれたら、
と思っております。


最後になりますが、本日6月10日は志向館代表 三木先生の誕生日です。
この場をお借りしてハッピーバースデーをお伝え申し上げます。

                                         森洋紀

2015年6月2日火曜日

新学年も2ヶ月経過

4月に新学年を迎えて以降、今週から早いもので6月に入りました。
予備校生の方は、そろそろ予備校にも慣れてきた頃ですね。昨年、高校で学校生活を送っていた頃と比べて今の自分は充実していますか?

学習面に限った話ではありませんが、自分自身を伸ばすためには、それまでとは違った「変化」というものが必要です。
授業を受けて、その後の時間の使い方はとても重要なものとなってきます。今、自分が置かれている予備校という環境を最大限に活用し、自分の実力に自信をつけて今後の弾みにしていってほしいと思います。

高校生の方は、今週末に部活動の総決算となる総体を控え、今はそれに向かって練習と調整に汗を流す日々を送っていることでしょう。
総体が終われば、少しずつ「大学受験」というものがその姿を明確にしてきます。受験の天王山と言われる夏休みを迎える前に、少しでも自分の学習スタイルを確立させておくことが大切です。

自分なりの試行錯誤を繰り返して、自分に合った勉強方法を見つけ出すためには、やはり1日でも早い方がより効果的であることは間違いありません。少しずつ切り替えて、受験勉強モードをONにしていきましょう。

志向館の方では、8日から2週間無料体験期間となります。一人ひとりを大切にするという方針の下で、予備校生・高校生の多くの生徒の皆さんがお互いに切磋琢磨の日々を送っています。その輪の中で、自分自身に磨きをかけていきませんか?
志向館スタッフ一同、「後悔したくない」というその気持ちを応援しています。

理系科目担当:山下