2014年12月13日土曜日

文章の読み取りの難しさ

 冬休みももうすぐ。楽しみにしていることも多い季節になりました。しかし我々がこの時期いつも考えているのは「クリスマス・お正月」ではなく、「冬期講習の準備」です。私も志向館の講習の教材を作成したり、調整したりします。

 文章を打ち込むのは大変なので、OCR(スキャナで読み取った画像から文字を識別して文書に変換する)などを利用したいなと思うのですが、読み取ってみると、化学と数学はどうしてもまともな文章にならないのです。数式や化学式に問題があると思うのですが、無理やりどれかの文字にあわせようとするためか、大きさもちぐはぐで整合性のないものになり、実用的ではないのです。

 その文章は脳に疾患を持った人の書いたものに似ているなと私は思うのです。そして、逆に「文章の内容を理解するということはとても難しい」ことを感じるのです。

 人間は文章を読み取るときに意識的に、また時には無意識に事前に内容について予想しているようです。だからどのような文章であれ、「予備知識」があればあるほど良いのでしょう。それが、文章を読み取るための大きな要素になるに違いありません。

徳野

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