2017年6月22日木曜日

顔と印象と記憶

 「志向館金沢城北校だより」に日本史の教科書に肖像画や顔がほとんどないと書いてあったので考えたことがあります。
 上の肖像画は我々が中学生の時「足利尊氏」であると習っています。最近は別人だったという意見が主流なようでちょっと驚きなのですが、この肖像画のおかげで(例え本人ではないにせよ)足利尊氏は覚えやすかったのではないかと思うのです。特に歴史上の人物においては現実に見ることができないから、人物の名前から、肖像画を思い出すことが多いのでしょうね。
 例えばすごく髭が立派とか、何らかの印象を持つのはその人を覚えるにあたってとても助けられる要素であると私は思うのです。これは人物だけではなく、英語の単語などにも同じことがいえるのではないでしょうか。ある英単語に対して何らかの印象を持つということはやはり覚えたり、思い出したりするための一助になるはずです。
 小学生や中学生は国語の教科書にある著者の写真の落書きは大好きですし、赤ちゃんは人間の顔を見ると無条件に笑ったりするようですから、特に顔というのは人間にとって印象深いものなのか察することができます。

徳野

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