2011年2月19日土曜日

絶対お薦め!

    
  

マイケル・サンデル著
鬼澤 忍訳
早川書房

里見と申します。初ブログです。
お薦めの本を紹介します。
今年度の、いや今世紀の名著でしょう。

1人を殺せば5人が助かる状況があったとしたら、
あなたはその1人を殺すべきか?

金持ちに高い税金を課し、
貧しい人びとに再分配するのは
公正なことだろうか?

前の世代が犯した過ちについて、
私たちに償いの義務はあるのだろうか?

ハーバード大学史上、最多の履修者を誇る超人気講義
Justice(正義)」、待望の邦訳。

哲学は、机上の空論ではない。
金融危機、経済格差、テロ、戦後補償といった
現代世界を覆う無数の困難の奥には、
つねにこうした哲学・倫理の問題が潜んでいる。
この問題に向き合うことなしには、よい社会をつくり、
そこで生きることはできない。

アリストテレス、ロック、カント、ベンサム、ミル、ロールズ、
といった古今の哲学者たちは、
これらにどう取り組んだのだろう。
彼らの考えを吟味することで、
見えてくるものがきっとあるはずだ。

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