2016年4月23日土曜日

ホタルイカと1年間

 先日、山城先生と一緒に富山までホタルイカを捕りに行ってきました。ホタルイカといえば北陸の春の風物詩、春を表す季語にもしっかり入っているんですよ。
 当日は虫取りアミを片手に現地の方々と一緒になって海に入ってホタルイカを掬いました。青白い光がとても幻想的でした。卵を産んだ後、力尽きてそのまま砂浜に打ち上げられると、その刺激で青白く発光します。その様子を「ホタルイカの身投げ」なんて、ちょっと不気味な表現で言ったりします。後日聞いた話なのですが、なんでもホタルイカの寿命は1年間しかないそうです。幻想的な景色の背景には命をつなぐための壮大なドラマが繰り広げられていると思うと、なんだか感慨深いものがあります。
 
 ホタルイカの寿命の話を聞いて、自分は1年間をどんな風に過ごしているかなとふと考えてみました。改めて考えてみると、ただなんとなく過ごしてしまっている時間がいかに多いかということにハッとしてしまいました。
 
 このスタッフブログを読んでくださっているあなたはいかがでしょう?

「1年もあるんだし・・・」とか、「まだ大丈夫大丈夫。明日からやーろおっと♪」

なんて、考えてしまいがちじゃありませんか?...自分はまさしくこのタイプです。
 時間はあなたが思っているほどのんびりとは流れてくれません。もちろん一時停止してくれることも、巻き戻ってくれることもありません。時間を自由自在にコントロールすることなんて、タイムマシンでもない限りできないんです。
 
 時間はコントロールできません。
 でも、その時間の中で過ごしている「あなた自身」はコントロールできます。

この機会に、時間の有限性と時間の使い方について考えてみるのはいかがですか?

国語担当/原

0 件のコメント:

コメントを投稿