2016年10月4日火曜日

隣県の文化

菅原道真(天神様)
休日に甥っ子のために高岡の美術商関係のお店に行ってきました。さて天神様という言葉は聞いたことがありますか?志向館で日本史を担当していても天神という言葉はなかなか使いません。天神様=菅原道真のことです。北野天満宮や大宰府天満宮といった道真が祀られている神社は有名かと思います。京都(北野天満宮)、福岡(大宰府天満宮)などは天神様、天神さんと言うとこの二つの神社を指すことが多いのです。
 では富山県の天神様は一体何なのでしょう。。私の妹が富山の方と結婚しまして去年の12月に男の子が産まれました。富山では正月に、長男の天神様(道真が描かれた掛け軸)を飾るそうです。嫁の実家が送るそうで。。(費用を半々にすればいいのにと心の中で少し思ったり。。文化の違いは面白いと考えよう!!と心に決めた。笑) 
 実際の相場がわからないので直接、見て来ましたが平均価格は『25万円!!』ほど(汗)びっくりするほど立派なものしかありませんでした。
 実は『金沢にも天神様の文化はあったんですよ!!』と聞きました。ですが、あまりにも高価なこともあり段々と衰退していったようです。。金沢に天神様が残っていた頃も蔵を持っている立派な家で行われていた文化だったそうです。金沢の天神様といえば金沢神社ですね。これからみなさんがお世話になる神様です。福井県でも天神様の掛け軸を飾る文化があるようです。
 文化は衰退するところもあればしっかり残しているところもあります。こんなに石川県と距離が近いのに、これほどの文化の違い(今回はかなりのカルチャーショックでしたが。。)は実に面白いですね。旅行をしたときでも構いません。自分の地域と他の地域との文化の違いを見つけてみると、もっと知識も深まります。皆さんも新しい発見探してみませんか?(ちなみに赤文字なんですが受験時、日本史選択者の方は知っていて当たり前くらいにしておきましょう。)
                                      英語・日本史担当  山城 祐一郎

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